【完】7日間の恋







いつものベンチに向かえば、

光が座っていた。

そっと…歩み寄って行く。


「知ってるか?」

「ぇ…」

「死んだ時、自分の声が届かないキモチ」

「…ッ」

「死んだ時…

どんなに虚しいか」


『この世で、一番自分が虚しくなる事を知っているか?』


「…虚しい事が、どんなに悲しいことなら、わかるよ」

「…」

「光、光は…死んでるの?」

「…やっぱ、知ったんだな」

「うん」

「…俺も、ここにいる理由はわかんねぇんだ。
だけど、莉緒だけに…俺が見えるのかは、
なんとなく…わかるよ」

「…?」



光は、悲しそうに笑って言った。