夜の街を…一人で歩く。 あたしの頭の中には、ただ一つの言葉が木霊している。 ”裏切り” 自分が… あの父親と同じ事をしていると思うと、 気持ち悪くてしょうがなかった。 「莉緒」 だけど… 彼の声だけで、 そんな気分は吹っ飛ぶんだ。 「光…」 「どうした? 暗い顔して」 彼氏がいるのに… 光と仲良くした行為も、 ”裏切り”なのだろうか。 そう思うと苦しくてしょうがなかった。 あたしは、その場に泣き崩れる。