「莉緒、あたしも信じてた。 なんだかんだ言いつつ、莉緒は達哉くんが好きなんだって。 最近…仲、良かったし。 安心してたのに…ッ。 莉緒、知ってる? わかる? 莉緒がしたことは、 ”裏切り”って言うんだよ」 麻里はそう言って、 あたしの横を通り過ぎた。 ”裏切り” それが…どれだけ酷いことで、辛い事か…あたしは、知っている。 大切なものほど、 裏切られたときのショックは大きい。 そのショックで… あたしの母は変わってしまったんだから。