* 俺様な先輩 *






ていうか変態扱いされても


困るんですけど。





「もうすぐ授業だけど」


「えっ!?…じゃあ行きますか…」





もしかして、起こしに来てくれた?


でも先輩はあたしの居場所なんて


知らなかったはず。


………何で?




あたしがボーっと立っていたら


先輩はスタスタと扉の方へ歩いていく。





「わっ、待って下さい!」





小走りで先輩に追いつく。


前を見れば先輩の大きな背中。




おっきぃなぁ……。


好きです、先輩。


心の中で大きな背中に呟いた。