* 俺様な先輩 *





怒られるのは嫌だけど


でも行かないと余計怒られるしー…


あぁー!どうしよどうしよ!?




「詩織」


「へっ!?」





華音かと思ったけど


私を呼んだ声は低い声で


先輩……なんだとすぐにわかった





「おっせーよ、バカ」


「すいません……」


「早くかばん取ってこい」





机の上に置いてある


あたしの鞄の方に視線を向ける




あ、そっか


鞄置きっぱで屋上に行ったんだっけ……