* 俺様な先輩 *






壁に押し付けられ


冷たい壁と先輩に挟まれる私




この状況……


非常にやばくない、ですか?


あたしの顔の横には


先輩の手があって


顔が……近い





「遥人って言え」


「嫌、です」


「…理由は?」


「先輩のファンの皆さんの標的になるのは嫌だからです」





あたしだって


心のどこかでは先輩を


“遥人”って呼びたいよ




けど私は


先輩のファンの人たちに


嫌がらせとかされたくないし




私は平凡なまま


平凡に暮らしていきたいの