* 俺様な先輩 *






先輩は私の前を歩いていたはずなのに


いつの間にこっちに来たんだろ?





「振り返ったらお前がいたから」


「はぁ……」





曖昧な返事を返したけど


それだけで私のところに


来てくれたってことが


とてつもなく嬉しかった





「なぁ」


「はい?」


「いい加減、遥人って呼べよ」




私を見る、真剣な眼差しに


ドキッとする





「でもっ……!」


「でもじゃねんだけど」





そう言って先輩は


人気の無いところへあたしを連れて行った