* 俺様な先輩 *






「だーかーらぁ!」


「ちょっ、詩織、ついにおかしくなった?

 テンション高すぎ…」


「何にもないってばぁ〜」





キャハハッと笑う度に


自分の胸がズキッと刺されたみたいに痛い。




バカなのはあたし。


新垣くんにも先輩にも


合わす顔なんてないや……





「ごめん、華音……

 今日先輩とご飯食べてきていいかな?」


「…どーぞどーぞ?ごゆっくり〜」





ホッ……


気づかれてないみたい…