* 俺様な先輩 *





あんなに自分は暴言吐く奴だって


言ってたのに、ブレザーかけて


帰るなんて。


そんなときだけ優しいの、違うよ…。




先輩からもらったお土産はまだ未開封。


机の上に置いてある。


なんか……、開けるのが怖い。




「行ってきまーす」





ちょっと早めに家をでた。


だって、いつもの時間に出たら


校門の前で先輩に会っちゃうから。




あたしたち……もう終わりなのかな。


新垣くんは全部、計算だったのかな。




そう考え出したらキリなりけど。