* 俺様な先輩 *







ぎゃあああぁぁあぁあっ!!!!


血!血!血!


流血!?これ、りゅーけつ!?



手の平には血が付いていた。






「お母さんお母さんお母さぁぁあんっ」


「何よ、うるさい」





部屋を急いで出て、階段を駆け下りた。




これっ……やばくない!?


って、こんな状態で走り回ってる


あたしも、ある意味やばい!!



朝ご飯を作っていたお母さんに


オデコを見せると





「そのくらい、大丈夫よ〜」





って、呑気な声。