それだけでもう、涙が止まらなかった。 こんな時に優しいのは 反則です……先輩…。 「ごめん、俺アイツ知ってんだ」 「え?」 先輩が新垣くんを知ってるの? どうして…? あたしの頭の中は、?でいっぱいだった。 「お前…こないだ化学、遅刻したろ? その時アイツがお前と一緒に 走ってるの見たから」 ……まさか、見られてたなんて。 確かに理科室に行く連絡通路は 2年生のクラスがある階にある。