中には
シンプルなダイヤのネックレスが
入っていた

一瞬で気に入ってしまった

「河西。
さっきのお客様って奏斗さんだったの?? 」
「はい。」

それを聞いたとたん
走り出した

まだ近くにいるかもしれない
と思ったから

「お嬢様。
どうぞ。」

河西が察したのか
表に車がまわしてあった

それに乗り込んで
奏斗さんを追った