お嬢様の悩み






「ありがとうございます」

「いいよ。女の子一人じゃ危ないからね」



普通に優しい人だと思った。


昨日の今日なのに2日も助けられた気分だな。



「酷い雨だね。遅くなるかも」

「ゆっくりで大丈夫です」



さりげない優しさ。


翔太と同じくらい心配してくれる。



「あっ、そこです」

「了解っ!…って桜庭財閥の娘さん?」

「えぇ、まぁ」



不思議に思った。


家を見ただけで桜庭財閥だとわかった事。


でも、そこまで気にはならなかった。