運命の、その場所で



行き場所はわからない・・・


ただ私は必死に走った。


あの男のニオイがする家を離れたくて・・・



誰かに助けを求めたくて・・・





「ハァ・・・ハァ・・・」



寒い風は、私の体温奪っていく。




「・・・ゥエ・・・うっ。」


ボロボロ涙が溢れ出す・・・



お兄ちゃん・・・


パパ?



どうすればいいの?

ママは変わってしまったよ・・・




たどり着いたのは、公園だった。