後悔だけが残る。
ひどく胸ざわりの悪いユメが。
あの日の自分を悔やんでも
あの日の自分を責めたてても
戻らぬものは戻らない。
あの日に戻って言葉をつぐんだとて
それで良かったのかもわからない。
人は選択肢で迷い 悩む。
これで良かったのかと いつも苛まれる。
だけど 別の道を選んだとて
後悔がなかったとは言い切れない。
ああ、あの日に戻ってやり直したい。
このひどく切迫したような後悔は
愚かしい思考とわかっていながら
苛むことをやめさせぬ。
駆り立てる。
この愚かしい想いを
いっそバッサリ切り捨てて
忘れてしまうが吉であろ。
だけど
後悔だけが胸に残る。
ひどくざらついた 胸ざわりの悪い ユメが。