「でも……」 「ねぇ分かってる?リオは俺との勝負に負けた。だから美姫は俺に取り込まれるんだよ」 冷たい声と顔が何とも言えないほど怖かった。 勇羽があたしに触れようと手を伸ばしてくる。 あたしの体はそれに拒否反応を起こしたようにドクンと脈を打った。 「や……」 「助けて……リオ」 そう言うあたしを見て勇羽の手が一瞬止まった。