彼の目がまたあの色になった。





赤黒い…汚いいろ。




見ているだけで、心が黒に染まっていく……





…染まっていく……?






「いや!!!」



あたしは彼を押そうとした、でも彼はそのあたしの腕を掴んだ。





「ほら、ちゃんと目を見て」



「やっ!いや!」