ん、今度は蓮也髪に触れてる…?


この香りは…あれ…?


ボヤけていた視界は徐々に元へと戻り、隣りで私の髪と戯れる蓮也へと顔を向ける


…え


…この人誰?


…蓮也じゃない


誰この人…?



「目覚めた?」


「…………」



一気に身体中の血がざわめき、血の気が引いて行く様な冷たい感覚に襲われる


声が…出ない…


どうして…知らない人と…ベッドの上にいるの…?


どうして…裸…なの…?


…どうして……?