「さっきは悪かった。お前が悪い訳じゃないのにな。八つ当たりした」 「…ううん…私の方こそ、しっかりしてないばかりにごめんなさい…」 「お前が謝る必要ない。俺の単なる独占欲が招いた事だ。悪かった」 「…蓮也」 それって、私が他の人に触れられて独占欲に支配されたって事? それであんな風に怒ったの? 「腹減ってるだろ。飯食うか」 蓮也の優しい言葉に泣いてしまいそうになるのを、歯を食い縛りぐっと堪える それを察してか、蓮也は骨張った大きな手で頭をぽんぽんと撫でてくれた。