冴子に礼を言ったのち、砂場はその晩、クリニックに泊り込んで、一晩中、 そのレポートを熟読した。 その中で、砂場が一筋の光明を見出したのは、折りしも、夜が明けて、 東の空から、眩しい朝日がクリニックの窓から差し込んできたタイミングと同時だった。