「うん、面白い。 俺に厭に媚び売らないし、かと思えばミーハーだし」 「だからそれは違うって!」 聞き捨てならない言葉の型に反論の声を上げれば。 くすくすと小さな笑い声が隣から聞こえてくる。 もー、あたしがムキになるのを絶対楽しんでるな! むっとしたあたしはそれ以上その話題に突っ掛かるのをやめて、 代わりに、 「充実した一日になると良いね」 そう呟いて、微睡む瞳を閉じた。 「そうだな」 架もそれには応えてくれて、 何だか暖かな気持ちになれた、 ――時刻、午前2時30分。