それはあたしの中の、“あまり触れて欲しく無い部分”に繋がっていた。 だからあたしも――、 急に色々な事を思い出して、俯いた時だった。 「なぁ、いちる」 不意に架から感嘆の声が上がって あたしはゆっくりと応答した。 「…何?」 「上、見てみろよ! すっげぇ綺麗だぞ!」 何やら凄く興奮しているらしく 架はあたしの右肩を揺さ振ってくる。 上? 綺麗? 一体何の事だろう、 そう思って重たい頭を上げて 上を見上げれば。