「今晩は此処で野宿すっかな」 道端を逸れると其処は調度短い柔らかな草が生えた更地になっていた。 緑で覆われているも見た目は芝生みたいな感じで普通に横たわって寝る事は出来そうだ。 架は立ち上がると、其処に歩いて行き、ごろりと寝転んだ。 あ、 繋いでいた手が放されて、ちょっと烏滸がましくも寂しい気持ちになる。 「ほら、いちるもおいでよ」 架の柔らかな声に、小さく頷くと あたしも小道を跨いで更地に入り、既に寝転んでいる架の隣に体育座りで座った。