「マジで言ってんの、有り得ねぇ!」 あたしの返事を聞くと高塔架は大袈裟に顔を覆って項垂れた。 「じゃあ俺が出てたドラマとか全然観てねーのか」 「うん」 「即答すんな」 「…ごめん」 “畜生”なんて拗ねた顔をする高塔架は TVで見掛ける時より、ずっと子供っぽく見えた。 演技とか立ち振る舞いとかのせいで ブラウン管越しに見ると幾分大人っぽく見えていたのだけれど。 実際は年齢相応らしい。 「俺が出演したドラマ観た事無いなんて いちるちゃん位じゃねぇの」