何それ、そんなの…
「架、あたし勉強したって
やっぱりバカな所あるから…」
「うん」
「勘違いしちゃうよ。
そんな…
プロポーズみたいな事言われたら…」
「勘違いじゃ無いよ」
「え…?」
「“プロポーズ”してんだよ」
「っ…!」
架の優しい笑顔はあの頃と全然変わって無くて。
そうやって、今もあたしの事を簡単にドキドキさせたり嬉しくさせたりするんだ。
「…っく」
びっくりして涙がぼろぼろと目から流れ落ちる。
上手く言葉が出てこない。
ただただ、嬉しい。
これからは架の隣に居られるんだね。
隣で夢を追い掛けられるんだ。