「まさかいちるに真顔でそんな事を言われる時がくるなんて思って無かった」
架は可笑しそうに眉を垂れた。
「何よ。だって本当の事でしょ!」
彼は彼。架は架だもん。
むうっ、と頬を膨らませる。
「俺、正直今も不安でいっぱいだし
あのドラマみたいに死んだらどうすんだろとか
悪い事ばっか考えるんだけど」
“でも一つ希望見付けた”
「枯れない生花の花束なんて実際には存在しないけど。
もう一度、生きてこの花束を見たいって思うから」
だから、
「約束するよ」
――足踏みしない事を、
これから先どんなに辛い状況にぶち当たっても決して逃げない事を。
遠回りしても
寄り道したとしても
目を背けたりはしないよ。


