24時間プロデュース【完】





「約束は守らなくちゃ。

俺だけの我が儘でこのままいちると一緒に居る訳にはいかない」



「っ」


首を横に振りたかった。

困らせるって分かっていても我が儘を言いたかった。


架と一緒に居たかった。


本当は追い掛けられていた時、


“あのまま架と二人で何処か遠い場所へ逃げてしまえたら”


なんて思っていたの。


二人の事を誰も知らない場所なら、

何にも捕われずにずっと一緒に居られるんじゃないかって。


はしたなくて欲深い考え。


でもそれは叶わないって事も分かっていたの。


だって架は芸能人。


あたしはただの一般人。


住む世界が違う事は最初から痛い程身に染みて理解していた。


なのに何で。


何で涙が出るの。