24時間プロデュース【完】





「架?」


何か悪い事を言ってしまったのだろうか。

不安になって架の顔を覗き込もうとする。


すると、調度此方を見た架と目が合った。


真っ直ぐな視線はいつでもあたしをどきりとさせる。



「タイムオーバーだな」


架はあたしの手を、強く握り締めると

そう言った。


タイム、オーバー…?



困惑するあたしに架は優しく笑った。



「24時間経ったら速やかにいちるを解放する事、

誘拐前にした約束だよ。

覚えてる?」



……!



「覚えてる、けど」


何で今になってそんな事…


まさか…


そしてあたしの嫌な予感は的中する。














「いちる、さよならだ」













視界が歪んだ。