24時間プロデュース【完】





ゴーカートの後ろを擦り抜けて飛行船乗り場の支柱の影に身を隠す。


フライングカーペットの像の後ろにしゃがみ込んで

家族連れの集団が通り過ぎるのをやり過ごす。



「あの空中ブランコを通り過ぎたら出口まで一直線だ」


「走るの?」



「いや、走るのはブランコの所までにして
其処からは歩こう。

案外普通にしてれば気付かれないもんだし」



「…だよね」


普通に街で芸能人歩いてたとしても
軽い変装されてるだけで案外気付かないものだよね。


例えば駅ですれ違ったとしても。

一瞬似てるなって振り返っても
本人か分からないのに声掛けるのは戸惑うし普通にそのままスルーする事って多いと思うし。



…うん、行けるかも。