ゴーカートの後ろを擦り抜けて飛行船乗り場の支柱の影に身を隠す。
フライングカーペットの像の後ろにしゃがみ込んで
家族連れの集団が通り過ぎるのをやり過ごす。
「あの空中ブランコを通り過ぎたら出口まで一直線だ」
「走るの?」
「いや、走るのはブランコの所までにして
其処からは歩こう。
案外普通にしてれば気付かれないもんだし」
「…だよね」
普通に街で芸能人歩いてたとしても
軽い変装されてるだけで案外気付かないものだよね。
例えば駅ですれ違ったとしても。
一瞬似てるなって振り返っても
本人か分からないのに声掛けるのは戸惑うし普通にそのままスルーする事って多いと思うし。
…うん、行けるかも。


