がしっ、 「…え?」 それを引き止めるかの様に、男はあたしの脹脛を掴んだ。 「どうしたんですか!?」 足を掴まれた事に驚きつつも、今一度男の方に向き直り 目線を合わせようとしゃがみ込むと。 「良い、から… 大丈、夫、だか、ら…」 そう呟いて、走る時に腕を掴んでいた あの力強さで脹脛を掴まれた。 「でも、」 大丈夫って… 全然大丈夫そうに見えないんですけど。 男は相変わらず俯いている為、表情は見えない。 けど、