「へぇ、メールのし過ぎねぇ?
最後の受信メール履歴、一年も前のものだったのに?」
「…っ」
架はあたしの携帯の履歴なんか見て何がしたいんだろうと思ってた。
――これを確かめる為だったんだ。
「一年も娘にメールを送らない親を俺は“当たり前”だとは思えないけどな」
「……。」
やめてよ、何で人が気にしてる事をずけずけ聞いてくるの。
何で、踏み入って来ようとするの。
「…架、この話続けなきゃダメかな」
「ダメじゃ無いけど。
人の家の事だし、本当に俺は関係無いから
いちるが拒否するなら諦めるけど。
でも…」
「でも?」
「いちるを最初に見掛けた時。
友達と別れて改札口通ろうとしてた時」


