架は変わらず穏やかな笑顔のままで。
こっちの気が狂ってしまいそうだった。
いろんな意味で。
「架、絶対眼科行った方が良い!」
「何で?
視力、両目とも1.5だよ?」
だあああああっ!
そう言う意味じゃ無いっつの!
「さ、次! 次行くよ!」
くるりと架に背を向けて歩き出そうとすると。
「ちょーっと待ったあああ!」
……!?
突如、背後から架に抱き着かれた。
「ひゃあああ!?」
まさか抱き着かれるなんて思ってもみないあたしは架の腕の中で飛び上がる。
「俺には、はっきり言わせといて自分は言わないって良い根性じゃん?」
あ、そっか…!


