「ま、また口から出任せ言ってるんじゃ無いでしょうね!?」
――分かってる、架は冗談を言うけど
相手を傷付ける嘘は言わないって事。
だから、墓穴を掘ったのはあたしの方。
ミイラ取りがミイラになっちゃったんだ。
口から出任せなんかじゃ無いって分かったら
敗北者はあたしで決まり。
「いっぱいからかって、ごめん。
いちるの拗ねた顔が可愛くて。
ついつい見たくなっちゃって何度もからかっちゃいました」
ふわっ、と明るい日だまりの様に屈託無い笑顔を見せられて。
「~っ」
ほら、やっぱり赤くなるのはあたしの方。
ぱちぱちと瞬きしたら、架はまた意地の悪い顔に戻ってる。
そう思ったのに。


