24時間プロデュース【完】





それは凄く嬉しかったし、

“似合ってる”

“可愛い”

そう言われる度に心が軽くなって、
そのワンピースは次からも着れる様な気がした。


嬉しかった。



架は嫌味な嘘を付く人じゃ無いし

適当な事を言ったりしない…


そう頭では理解しているのに、


“似合わねぇ”


脳内再生されるのは嫌な記憶。



「…どうしよう」


ワンピースを手にしたまま、その場にぺたんと座り込んでしまった。



架ならきっとこれもまた“似合ってる”って言ってくれるよ。



そう思ってるのに。


何かが引っ掛かってあたしの動作を制御している。