24時間プロデュース【完】





「じゃ、あと一着残ってるワンピースに着替えて来るから」


「ん、待ってる」



くるりと背を向けて試着室へと戻る。

サロペットを脱ぎながら最後の一着へと手を伸ばした時だった。



あ、



ワンピースを手に取った手が止まる。


最後の一着は店の前のディスプレイに飾ってあったあのワンピースだった。


淡いピンク色に、小花が散りばめられていて
裾もフリルレースで凄く可愛い。


それだけに不安になってしまった。


似合うのかな、こんな可愛い如何にも“女の子らしい”ワンピース。



この何回か勢いに任せてワンピースを着れたし

架はその一着一着に笑顔で

“似合ってる”


“可愛い”


って優しい言葉を掛けてくれた。