瓢箪から駒とでも言った所か。 頭を下げられてしまうと途端に立場が悪くなる。 いや、あたしは悪く無いんだけど。 いきなり腕を引っ張って此処まで走らせた 得体の知れないこの人が悪いのは当たり前なのだけれど。 「あ、いやー…」 こうも素直に謝られてしまっては、曖昧な返事しか返せない。 “当然ですよ、何なんですか貴方は!” なんて咎める心構えは、少なくともあたしには無かった。 「それで一体どうしたんですか? あたしに何か…?」