「ストーカー?」 あたしの言葉を繰り返した後、男は何が可笑しいのかくすくす笑った。 「違うよ、ストーカーじゃ無い。 だって、君を見掛けたのはさっきが初めてだもん」 「……、」 口調からして、男はまだ若い事が分かった。 顔が分からないから何とも言えないけど… 二十代? いや、もしかすると… 「君には説明も無しに、いきなり走らせて悪い事をしたね」 男は軽く頭を下げる。 「え!」 まさか謝られるだなんて思って無かったから。