「こいつに似合う服は俺がちゃんと分かってますから」 振り返ると、笑顔の架がぽんぽんとあたしの肩を叩いた。 「っ」 笑顔がいちいち様になっててむかつく。 『あら、そうでしたか』 店員さんは架を見てくすり、と笑うと 『では何か御座いましたらお気軽にお声をお掛けくださいませ』 軽くお辞儀をしてあたしと架の前から去って行った。 「…有り難う」 小さな声で御礼を言うと、 「別に? こう言うのって、自由にゆっくり見たいじゃん?」 架はひらひらと手を振って笑った。