24時間プロデュース【完】





「今はもう大分慣れたから、飲めるんだけどさ

珈琲って苦いじゃん、実は嫌い」


「え」


嫌いなの!?

じゃあ何で――


困惑しているあたしの表情に気付いたのか
架はそのまま続ける。



「だけどさ、撮影とか仕事の合間に出される飲み物って

殆ど珈琲だったりするんだよな」


「そうなんだ!」



「そ、子供に優しく無いブラック」



「へー…」



それはまた、


「あ、勿論、珈琲嫌いな人や飲めない人もスタッフさんの中にはいるから

水やお茶も用意してあったんだけど」



「え、それなら架もそうすれば良いじゃん!」