わたしはふと、思いついた。 それを思わず口にする。 『…ユウくんがこっちに来てくれないなら、わたしが行こっかな』 きみは相変わらず綺麗が顔で眠っている。 『…ユウくん、待ってて。すぐ行くから』 人工呼吸器を静かに外した。 そしてきみの細い首にわたしの手がのびる。