待ち遠しかった記念日は、わりとすぐきた。 記念のプレゼントを持って、彼の待つ家へと向かう。 『ユウくん、はいるよ』 『おー、はいってこーい』 丁寧に靴を並べて、彼の家にはいる。 部屋にはいると、きみはソファに座って音楽を聴いていた。 『ユウくーん』 勢いよく、ソファに飛び込む。 『うお!普通にこいよー』 『ははっ、ごめんごめん』 わたしの髪をぐしゃぐしゃにして、きみは微笑む。