熱があるのに、 仕事もあったのに。 無理して今日会ってくれたんだろうか。 なのに、アタシったら勝手に自分の都合のいいように解釈して有頂天になって。 何やってんのよ、 もう。 「なんで…? 具合悪かったん…ですか?」 心配そうな顔をするアタシに彼は苦笑する。 「そんな心配そうな顔するなって。 それより言ってた広島の…」 アタシは首を左右に振る。 「もういいです。 そんなの別に急ぎじゃないですから。 具合悪いなら言ってくれたらよかったのに…」 相手のことも気遣えずになにがオトナなんだ。