「あ。 え…と…」 そうだ、 だから電話したんだ。 頑張れ、アタシ。 うるさい、心臓。 「あのっ! …今度、 家に行かせてくださいっ!」 「は?」 ストレートすぎたかな? でも変に遠まわしに言っても、 っていうか話をうまくもっていけないからはっきり言うより仕方ない。 「家に行きたいんですっ!」 「どこの?」 どこのって。 なにボケてんですか、 このひとは。 「そんなの決まってるじゃないですか。 支店長の家ですっ!」