え? ウソでしょう? ぜんぜんそんなそぶり見せなくて。 余裕で名刺渡して挨拶までして。 でも…。 そっか。 なんだ、 そうだったんだ。 「こんな風に言っても信じてもらえないかもしれないけど…。 いい年して、 本当にどうしていいのかわからないんだ。 傷つけて、壊してしまいそうで」 そんな彼の言葉に息をするのを忘れそうになるくらいにどきどきする。 好きって言われるのもどきどきするけれど。 でもなんだか意外な、 思いがけない、 アタシの中に全くない彼の、 そんな言葉だったから、 だから。