むっとするアタシに樫原くんは 「あ、ああ、いやいや、 ヒカリには若さがあるから。 あれくらいの女のひとはきっとヒカリくらいの若さを妬む。 ヒカリのほうがずっと肌の色艶もいい」 うんうん、 とうなずきながら慌てて早口で言う。 励ましてんの? 慰めてんの? なんだか、 そんなこと言う樫原くんがおかしくてくすっと笑う。 …緊張が少し解けたような気がする。 「ありがとう。 行ってくるわ…」