でも結果、 それは小さな震える声になる。 「なんでも…ない…です」 「え?」 「なんでもないですっ!」 今度は顔を上げて、 大きな声で言う。 こんなんじゃない。 こんなことになるために来たんじゃない。 冷静になれ! アタシ! 押し倒しにきたんだから。 いやいや、 もう今はそれどころじゃない。 「おかしいぞ? こないだの電話も様子が変だったし」 はあ?! まだ気付かないの! やっぱり肝心なところで鈍感野郎だ、 コイツは!