一度、店を通りすぎてどうしようか、 考える。 うーん…。 もう一度、 通りすぎるふりをしよう。 あと一回くらいならあやしまれないかな。 でもそんなことしたってどうせ支店長の姿も見えないから、 諦めてやっぱり帰ろうか、 そう思った時。 背後から急に声をかけられる。 「あれ?アナタ…」 ヤバ。 ほら、やっぱりあやしまれた! そっと振り向くとそこにいたのは。 「こないだ横浜で…」 久我ハルカだ。