甘い秘密をそっと教えて?


っていうか…。

このひとは歩く時刻表か?


いや、
考えるまでもなくこのひとはここが地元の人間だった。

そのうえ旅行のプロだった。



それにアタシがこんなこと計画してても、
きっと彼は帰る時間がきたら

「帰るから」

と言うに決まってる。



なんでそんな当たり前のこと、
気付かなかったんだろう。


…甘かった。

甘い秘密を教えてもらうよりも自分の考えが甘かった。


なんか、
上手いダジャレだ。

大喜利なら座布団1枚!

ってとこだろうけど。


笑えもしないや。