甘い秘密をそっと教えて?


「あの…」


「なんだ?」


「えっとなんで久我さんが支店長のこと名前で呼んで…。
アタシが支店長って呼んでるんですか…?」


「それはオマエが勝手にそう呼んでるだけだろう?」


「あ、そっか」


確かにそうだ。

別に今もそう呼べって言われたんじゃない。

バイトのときに支店長って呼んでてそれがそのままなだけ。


うーん。

そうか、
これはアタシが原因だったのか。



「で…ヒカリは俺のなんなわけ?」


「え」


それまで腕を引っ張られるようにして歩いていたけれど、
彼はアタシに歩調を合わせ、
つないでいた手を組み替えて並んで歩く。