このひと、 意地悪。 アタシがここにいること知ってるくせに。 いまさら気づいたフリをする。 「こんにちは、 久我 ハルカ(クガ ハルカ)です」 少し腰をかがめ小さな子どもに挨拶するように彼女はアタシに話しかける。 「あ・・・の・・・」 えっと、 こういうときって何て言えば…? むむむむ。 「行くぞ?」 支店長はそう言って彼女に返事する必要ないと言いたげに、 アタシの腕をひっぱって歩き出す。